イベント
観覧ご希望の方はATND(外部サイト)にて参加登録を受け付けております。各日、開始30分前より受付を開始いたします。尚、席数には限りがございますので、予定席数終了後は立ち見となる場合もございますことご了承下さい。
「素材とデザインする 素材をデザインする」
登壇者
玉井美由紀
(株式会社FEEL GOOD CREATION代表取締役/株式会社エムクロッシング代表取締役)
谷川聡志
(パナソニック株式会社デザインカンパニー)
司会進行
山中俊治(東京大学教授)
日時
3月26日(木)18:00 - 19:30
場所
S棟アニバーサリーホール
CMF(カラー・マテリアル・フィニッシュ)を専門とするデザイン事務所と、世界中の素材が集まるMaterial Connexion Tokyoというライブラリーの二社の代表を務める玉井美由紀さん。 パナソニック株式会社でプロダクトデザイン及びCMFの研究開発を行いながら、本研究室の第二期共同研究生としてAM(3Dプリンティング)における「触感」を軸とした研究を行う谷川聡志さん。この対談では3Dプリンティングに使用する材料を始めとした「素材感」に着目をしながら、それを越えたアプローチを行う二人に、それぞれの取り組みを紹介いただきます。「見たことのない質感」や「体験したことのない触感」などのデザインを通じて、これからの素材感を通じたものづくりの在り方を考えます。
玉井美由紀
武蔵野美術大学卒業。株式会社本田技術研究所にてカラーマテリアルのデザイン開発を経て2007年に日本唯一のCMFデザイン専門事務所を設立。当時日本で認知度がゼロに近かったCMFデザインの確立を目差している。
2013年日本写真印刷と共に株式会社エムクロッシングを設立、南青山にて世界中の素材を集めたライブラリーMaterial ConneXion Tokyoを運営中。
CMFの視点でデザイン、技術、情報などを包括的に扱い、新しい価値創出を目指す。
2014年度よりコンピューテーショナルデザイン、デジタルファブリケーションなどをテーマにCMFの幅を広げ、デザイン・技術・デジタルを繋ぐ新しいコンテンツとして活動をスタートした。
谷川聡志
宝塚大学卒業(旧宝塚造形芸術大学)。1993年パナソニック株式会社(旧松下電器産業株式会社)入社 デザインカンパニー AVCデザインセンター所属。
1993年よりテレビ事業部にてブラウン管TV、薄型TV(VIERA)、ホームシアター等のAV商品を担当。各商品にてGマーク・IDEA賞(USA)を受賞。2009年より外観素材研究開発と共にウェアラブルカメラから内装建材までAVC・生活家電・インテリア分野のプロトタイプのデザイン開発を担当。
「実験的につくるということ
― 解散者と研究者の語らい」
登壇者
岡崎智弘(デザイナー)
山中俊治(東京大学教授)
日時
3月28日(土)13:30 - 15:00
場所
S棟アニバーサリーホール
「デザインあ(NHK教育テレビ)」の人気コーナー「解散!」でよく知られ、SWIMMINGを主催するデザイナーの岡崎智弘さんをお迎えして、教授の山中との対談を行います。岡崎さんは実験的な映像作品からグラフィックデザインの分野まで、幅広く活躍しているクリエイターです。この対談では、二人の実践する新しい価値のあるものを作るときに必要な「実験性」を軸に、観察や試行錯誤、そしてものづくりにおける遊び心のスパイスについて語り合います。
岡崎智弘
1981年生まれ。東京造形大学デザイン学科卒業。
広告代理店、デザイン事務所勤務を経て、2011年9月よりフリーランスとしてデザインスタジオSWIMMINGを設立。 グラフィックデザインを基軸に、印刷物や映像などカテゴリを横断したデザインを行う。
主な仕事にNHKデザインあ「解散!」、SOYJOYテレビCM「果物パレード編」、離島専門誌「季刊ritokei」のアートディレクション等。
著書「デザインあ 解散!」(小学館)。
多摩美術大学情報デザイン学科にて非常勤講師を務める。
http://tomohirookazaki.com
山中俊治
1982年東京大学工学部産業機械工学科卒業後、日産自動車デザインセンター勤務。1987年よりフリーのデザイナーとして独立。1991年より94年まで東京大学助教授を勤める。1994年にリーディング・エッジ・デザインを設立。 2008〜12年慶應義塾大学 政策・メディア研究科教授。2013年4月より東京大学生産技術研究所教授。 デザイナーとして腕時計から鉄道車両に至る幅広い工業製品をデザインする一方、技術者としてロボティクスや通信技術に関わる。大学では義足や感覚に訴えるロボットなど、人とものの新しい関係を研究している。
「SFC山中研究室 さいごの研究会」
スピーカー
青山直樹(富士通デザイン株式会社 デザイナー)、
荒牧 悠(アーティスト)、小野寺志乃(Fablab SENDAI マネージャー)、神山友輔(デザイン・エンジニア)、黒田杏子(株式会社リコー デザイナー)、
竹村 萌(IKEA Group, プロダクトコミュニケーター )、玉村広雅(デザイナー)、角尾 舞(東京大学山中研究室 アシスタントデザイナー)、檜垣万里子(プロダクトデザイナー)、村松 充(東京大学山中研究室 リサーチアシスタント)、矢島 光(漫画家)(五十音順)
山中俊治(東京大学教授)、山中研究室卒業生・在学生
日時
3月29日(日)16:30 - 19:00
場所
S棟アニバーサリーホール
2008年4月、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスに生まれた「山中デザイン研究室」。山中俊治の元に学生たちが集まり、アスリート用の義足やBio-likenessロボットなどさまざまなプロトタイプを制作し、40人を越える学生が卒業をしました。2年前に東京大学への移動が決まった後「研究室の学生たちが卒業するまで」2年間続いたSFCの研究会も、ついに最後となりました。
「SFC山中研究室 最後の研究会」では主に卒業生が集い、現在の自身の活動や興味についてのショートプレゼンテーション、そして山中教授を囲む「研究会」を行います。企業のデザイナーになった人、フリーランスの道を選んだ人、アーティストとして活動する人。
このイベントは、最後の研究会授業を公開するものです。現役生やOBOGが集まり、それぞれの現在の活動についてを発表し合います。現役デザイン・エンジニアによる講義、何もかもが新しかった研究活動を経た、いまの研究生たちと未来の話をしましょう。