イベント
観覧ご希望の方は以下の参加登録ボタンより、ご登録をお願いいたします。各日、開始30分前より受付を開始いたします。尚、席数には限りがございますので、予定席数終了後は立ち見となる場合もございますことご了承下さい。
「わからないから作ってみる」
※トークイベント「わからないから作ってみる」の事前登録は締切となりました。
ご登録が間に合わなかった方も当日参加でイベントをご覧いただけますが、立ち見となる可能性があります。
登壇者
寺尾玄(バルミューダ株式会社代表取締役)
山中俊治(東京大学教授)
日時
6月3日(金)18:00 - 19:30
場所
S棟1Fプレゼンテーションホール
おどろくほど美味しいパンが焼けるスチームトースターや自然界のような柔らかい風を生み出す扇風機など、革新的なものづくりで知られるバルミューダ株式会社の代表取締役・寺尾玄さんをお迎えし、本展ディレクターの山中俊治と対談致します。一見実現できそうにない未来でも試してみるまではわからない、わからないから作ってみる。そんな姿勢で製品開発を続ける寺尾さんに「MAKING MAKE」をめぐる創作態度についてお話しいただきます。
寺尾玄
17歳の時、高校を中退。スペイン、イタリア、モロッコなど、地中海沿いを放浪の旅をする。帰国後、音楽活動を開始。大手レーベルとの契約、またその破棄などの経験を経て、バンド活動に専念。2001年、バンド解散後、もの作りの道を志す。独学と工場への飛び込みにより、設計、製造を習得。
2003年、有限会社バルミューダデザイン設立(2011年4月、バルミューダ株式会社へ社名変更)。同社代表取締役。
山中俊治
デザインエンジニア/東京大学大学院情報学環教授。1982年東京大学工学部卒業後、日産自動車を経て,1987年フリーのデザイナーとして独立。1994年リーディング・エッジ・デザインを設立。2008~12年慶應義塾大学教授、2013年より東京大学教授。 腕時計、カメラ、乗用車、家電、家具など携わった工業製品は多岐にわたり、グッドデザイン金賞、ニューヨーク近代美術館永久所蔵品選定など受賞多数。近年は「美しい義足」や「生き物っぽいロボット」など、人とものの新しい関係を研究している。 近著に『デザインの骨格』(日経BP社、2011年)、『カーボン・アスリート 美しい義足に描く夢』(白水社、2012年)
「根源的に考える」
※トークイベント「根源的に考える」の事前登録は締切となりました。
ご登録が間に合わなかった方も当日参加でイベントをご覧いただけますが、立ち見となる可能性があります。
登壇者
吉泉聡(TAKT PROJECT株式会社代表)
川野孝典(パナソニック株式会社デザイナー/第4期共同研究生)
山中俊治(東京大学教授)
日時
6月5日(日)13:30 - 15:00
場所
S棟1Fプレゼンテーションホール
現在開催中のミラノサローネ2016にも作品を展示している注目のデザインユニットTAKT PROJECTの代表・吉泉聡さんと山中研第4期共同研究生でパナソニック株式会社デザイナーの川野孝典さんのお二方をお迎えし、教授の山中俊治を司会進行役として対談致します。根源的で魅力的な提案こそが未来をつくっていくと話す吉泉さんのクリエイションの秘訣と企業のデザイナーである川野さんが東京大学でデザインを学んで感じたあれこれを語りあっていただきます。
吉泉聡
1981年生まれ。東北大学工学部機械知能工学科卒業後、デザインオフィスnendo、ヤマハ株式会社デザイン研究所を経て、2013年TAKT PROJECT株式会社を共同設立。
DESIGN THINK+DO TANKを掲げ、デザインを通して「別の可能性を作る」さまざまなプロジェクトを展開している。
クライアントワークと平行し、実験的な自主研究プロジェクトを行い、その成果をミラノサローネ、メゾン・エ・オブジェ、ヘルシンキデザインウィーク、CREATIVE EXPO TAIWAN、AnyTokyoなど国内外で発表。
それらの研究成果から得られたナレッジと、多様なバックグラウンドを持ったメンバーにより、ジャンルを問わずプロジェクトに応じてデザインの役割を最大化する独自のアプローチを特徴とする。
川野孝典
名古屋芸術大学卒業。1993年 パナソニック株式会社入社。 AVCネットワークス社 デザインセンター所属。 海外電話機、FAX等の開発を担当。 現在は商品開発におけるデジタルモデリング、CG等専任とするデジタルスタイリングを担当。
2015年10月より2016年4月まで東京大学山中研究室にて共同研究生としてAMによる柔軟構造体の研究に取り組む。
「美しく見せるってなんだろう 研究の面白さの伝え方」
登壇者
山中俊治(東京大学教授、デザインエンジニア)
Kaz 米田(慶應義塾大学特任助教、建築家)
岡本健(グラフィックデザイナー)
司会進行
角尾舞(展示プランナー、ライター)
日時
6月4日(土)14:00 - 15:30
場所
S棟1Fプレゼンテーションホール
アーティストやデザイナーだけでなく、最近は研究者にとっても増えてきた「展示」の機会。まだまだ、研究成果を机の上に置くだけの方も多いかもしれません。
今回のキャンパス公開でも多くの研究室が展示紹介を行っていますが、S棟ではデザイナーが関わる、二つの展示が開催されます。「Making Make プロトタイプの制作絵巻」はデザインエンジニアリングを専門とする山中研究室のこれまでの研究成果を一堂に会するもので、「はじめての真空展―お弁当から宇宙まで」は、林真空イノベーション基金事業企画室が主催する、真空技術を人々に伝えることを目的としたものです。内容は全く違いますが両展示に共通するのは「研究をわかりやすく、そして美しく見せる」ということ。
今回のセッションでは、これまで何度も展示を主催してきた教授の山中俊治と、はじめての真空展を担当したメンバーが「美しく見せる方法と、その意味」について、これまでの事例などを元に話します。アウトリーチ活動に興味のある研究者の方も、異分野とまたがるデザインを知りたい方も、ぜひお越し頂ければ幸いです。

「はじめての真空展―お弁当から宇宙まで」の詳細はこちら
Kaz 米田
アーキテクト。米国シアトル生まれ、クパティノ育ち。コーネル大学AAP卒業後、来日し藤本壮介に従事。ハーバード大学GSD大学院修士課程修了。2011~2014年までtakram design engineeringのアソシエイト・ディレクター。2014年にアーキテクチャー、アーバン・リサーチ、スペキュラティブ・デザインを主軸にbureau0-1を設立。2013と2015年、東京大学工学部建築学科にて非常勤。現在、慶應義塾大学SFCにて特任助教と日本女子大学で非常勤講師を兼任。  www.bureau0-1.com
岡本健
グラフィックデザイナー。1983年群馬県生まれ。千葉大学文学部行動科学科にて心理学を専攻、 研究の一環で調べたグラフィックデザインに興味を持ち、方向転換。卒業後、数社のデザイン事務所にて実務経験を積み、株式会社ヴォル、株式会社佐藤卓デザイン事務所を経て2013年に独立。2015年より株式会社岡本健デザイン事務所を設立。
2016年、多摩美術大学統合デザイン科非常勤講師を兼務。  www.okamotoken.jp