イベント
トークイベント「ぞくぞくとぞわぞわ」の事前登録は締切となりました。
各日、開始30分前より受付を開始いたします。 ご登録が間に合わなかった方も、席に余裕がある場合は当日参加でイベントをご覧いただける可能性がありますが、立ち見となる可能性があります。
「ぞくぞくとぞわぞわ」
登壇者
三澤遥(デザイナー/三澤デザイン研究室室長)
山中俊治(デザインエンジニア/東京大学教授)
司会進行
角尾 舞(ライター/キュレーター)
日時
6月9日(日) 18:30 - 20:00
場所
東京大学 生産技術研究所 An棟コンベンションホール


グラフィックからプロダクト、キネティックアートまで幅広い分野で活躍され、 最近では展覧会「続々」も大きな反響を呼んだ、デザイナーの三澤遥さん。 その作品は、手作業や実験を通じた物質の根源的な理解からはじまり、 自身の感受性に素直に、まるで直感的に「ぞくぞく」する方へと進んでいるようです。 一方で山中研究室がプロトタイピングで大切にしているのも、 先端の科学技術や学術研究の根源的な理解と自身の感受性です。 異なるバックグラウンドでありながら、似たスタンスでものづくりを行う両者に、 ぞくぞく、ぞわぞわするものづくりの秘訣を語ってもらいます。
三澤遥
1982年群馬県生まれ。武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科卒業後、デザインオフィスnendoを経て、2009年より日本デザインセンター原デザイン研究所に所属。2014年より三澤デザイン研究室として活動開始。ものごとの奥に潜む原理を観察し、そこから引き出した未知の可能性を視覚化する試みを、実験的なアプローチによって続けている。主な仕事に、水中環境をあらたな風景に再構築した「waterscape」、飛行する紙のかたちを研究する「散華プロジェクト」、takeo paper show 2018「precision」への出品作「動紙」、上野動物園の知られざる魅力をビジュアル化した「UENO PLANET」、ロゴの自在な展開性を追究したKITTEやTOKYO BIG SIGHTのVIがある。著書に『waterscape』(出版:X-Knowledge)。
山中俊治
1982年東京大学工学部卒業後、日産自動車を経て,1987年フリーのデザイナーとして独立。1994年リーディング・エッジ・デザインを設立。2008~12年慶應義塾大学教授、2013年より東京大学教授。 腕時計、カメラ、乗用車、家電、家具など携わった工業製品は多岐にわたり、グッドデザイン金賞、ニューヨーク近代美術館永久所蔵品選定など受賞多数。 近年は「美しい義足」や「生き物っぽいロボット」など、人とものの新しい関係を研究している。 近著に『デザインの骨格』(日経BP社、2011年) 、『カーボン・アスリート 美しい義足に描く夢』(白水社、2012年)、『デザインの小骨話』(日経BP社、2017年)がある。

角尾舞
「デザインを伝えること」を軸に、執筆や展覧会構成、PR企画を行う。2010年、慶應義塾大学 環境情報学部卒業。メーカー勤務を経て、12年から16年まで山中俊治のアシスタントを務める。その後、スコットランドに1年間滞在し、17年10月に帰国。 「日経デザイン」などでの執筆のほか、東京大学生産技術研究所70周年記念展示「もしかする未来 工学×デザイン」(国立新美術館·2018年)の構成、「自生するデザイン」展(デザインギャラリー1953·2019年)のテキスト執筆など。編書には『デザインの小骨話』(山中俊治著·日経BP社·2017年)がある。 (Photo:Harumi Shimizu)
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