Photography by Yukio Shimizu

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2014.6.7 田川欣哉×筧 康明×山中俊治トークセッション

「デザインの未来 人とモノの未来 大学の未来」


日時 2014年6月7日(土) 12:30 ~ 14:00 参加無料
会場 東京大学生産技術研究所 S棟アニバーサリーホール

デザインとものづくりにおける環境が急速に変化するなかで、2013年4月、Prototyping & Design Laboratoryの名のもとに、 東京大学にプロトタイピングとデザインの研究室が生まれました。プロトタイプ、つまり先端技術を社会化するための研究支援手法を確立することを目的としたこの研究室では、同時に技術と美的感覚の交差に貢献する新しいタイプのデザインエンジニアを育てたいと考えています。
今回はtakram design engineeringの設立後、デザインとエンジニアリングの垣根を越えた活動を続けている田川欣哉氏と、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスで教鞭を取りつつ、Plaplaxのメンバーとしてインタラクティブアート等を発表し続けている筧 康明氏を迎え、デザイン、人、そして大学の未来を考える鼎談を行います。
会場に隣接するギャラリーで開催されている「Bio-likeness ―生命の片鱗―」展も合わせてご観覧ください。

田川欣哉

1976年生まれ。takram design engineering代表。1999年東京大学工学部卒業、2001年英国ロイヤル・カレッジ・オブ・アート修士課程修了。ソフトウェアからハードウェアまで幅広い製品開発を手掛ける。手がけた 主なプロジェクトに親指入力機器「tagtype」、NTTドコモ「iコンシェル」、無印良品「MUJI NOTEBOOK」などがある。07年Microsoft Innovation Award 最優秀賞、独red dot award: product design 09など受賞多数。

筧 康明

1979年京都生まれ。インタラクティブメディア研究者/デザイナー。慶應義塾大学環境情報学部准教授。博士(学際情報学)。人間の五感や物理素材の特性とデジタル情報を掛け合わせ、身体、道具、空間を拡張するインタラクティブメディアを開発する。ACM SIGGRAPH、Ars Electronica Festivalなど国内外での展示や、平成26年度科学技術分野の文部科学大臣表彰若手科学者賞や2012年グッドデザイン賞BEST100などを受賞。また、アートユニットplaplaxとしても、主に商業分野においてメディアテクノロジー/表現の展開を開拓する。

山中俊治

1982年東京大学工学部産業機械工学科卒業後、日産自動車デザインセンター勤務。1987年よりフリーのデザイナーとして独立。1991年より94年まで東京大学助教授を勤める。1994年にリーディング・エッジ・デザインを設立。 2008〜12年慶應義塾大学 政策・メディア研究科教授。2013年4月より東京大学生産技術研究所教授。 デザイナーとして腕時計から鉄道車両に至る幅広い工業製品をデザインする一方、技術者としてロボティクスや通信技術に関わる。大学では義足や感覚に訴えるロボットなど、人とものの新しい関係を研究している。